靖国神社問題について

中国は靖国神社参拝に反対しています。
それはなぜか。
ご存知、第二次世界大戦の日本のA級戦犯を
祭っているからです。
世界的に「悪人」とされた人を祀っている所に
政府の代表が参拝するというのは
「悪人」と認めていない証拠だというのです。

日本の宗教観を知らない人にとったら
なるほどと思うかもしれません。

しかし。
だまされてはいけません。
日本古来の宗教である

「神道」

つまり神社で祀られている神様を信仰する宗教ですね。
この神道の考えでは
罪を犯した人も善人も
死んだら全て一つの大きな霊の塊になる
と考えられているのです。

昔ジャンプでやっていた
「シャーマンキング」
の「グレートスピリッツ」ってのが
それにあたりますな(余談)

つまり、死んだ霊はみな一つの大きな霊になるので
悪人と善人を分けるなんてことはできません。
一つの霊だけを分けるなんてことは
日本の神道の宗教観にはありえないことなのです。
そういうものなのです。
だからA級戦犯だけを分けて祀るなんてことは
できるはずがありません。
それをするということは

日本人自身が「神道」を否定することに他ならないからです。

おわかりですか?
つまり中国は日本の宗教観に対して
無理やり変えろと言ってきているのです。
もしこれをキリスト教やイスラム教の国に大して
同じように宗教観そのものを否定するような発言をしたら
どうなるか?
おわかりでしょう。
猛反発をくらいます。
戦争にまで発展する可能性が大いにあります。
だって宗教観はその国のアイデンティティであり
他の国から否定されるべきものでは決してないのですから。

ただ悲しいかな日本人は
神道も仏教もキリスト教もごちゃ混ぜに
そしてあやふやに混同してしまっている民族です。
だから日本固有の(仏教は日本固有ではない)の
大切な神道の宗教観も無視して
平気で

「小泉は靖国参拝をやめるべきだ」

と自虐的なことをいえるのです。
マスコミもしかり。
学校教育もしかり。

小生はもちろん日本の戦争の償いは責任があるとは
思いますが
靖国神社に対する考えは小泉首相に賛成です。
決して中国に屈してはいけない部分だと思っています。
だってそれは

日本人として自分の文化を守り
日本人としての誇りを守ることだと思っていますから。


以上が靖国参拝問題の小生の意見です。
あなたはどうですか?